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第9回産業日本語研究会・シンポジウム開催のご案内

開催の趣旨について

平成29年12月

ユニバーサルコミュニケーションに資する産業日本語に向けて
~グローバル化の波を越え、人工知能の活用を促進していくために~

産業日本語研究会では、情報発信力や知的生産性の飛躍への貢献を通じて、我が国産業界全体の国際競争力の強化に資する日本語(「産業日本語」と呼称します)の浸透を図るために、「第9回産業日本語研究会・シンポジウム」を以下のとおり開催することになりました。

情報を効率的・効果的に機械処理することで、言語等の違いを乗り越え、全ての人が容易に情報の伝達・共有を可能とするユニバーサルコミュニケーション技術が求められております。そこで、今回のシンポジウムでは、グローバル化が一層進み、人工知能技術が実用化される時代において、求められる日本語スキルや産業・科学技術文章データ活用を考えるうえで示唆に富む最新の取り組みや研究についてご紹介していただきます。

本シンポジウムが、産業日本語の更なる普及につながり、我が国産業に大いに貢献できる機会になると期待しております。産業界、学術界などからの、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 

 


■主催:

高度言語情報融合フォーラム(ALAGIN)、日本特許情報機構(Japio)

■後援(予定):

総務省、文部科学省、経済産業省、特許庁、国立国語研究所、情報通信研究機構、
工業所有権情報・研修館、情報処理学会、人工知能学会、言語処理学会、
日本経済団体連合会、日本知的財産協会、アジア太平洋機械翻訳協会、
大学技術移転協議会、フジサンケイビジネスアイ

■日時:

平成30年3月5日(月) 13:00-18:00

■場所:

東京・丸ビルホール(丸の内ビルディング7階)

■テーマ:

ユニバーサルコミュニケーションに資する産業日本語に向けて
~グローバル化の波を越え、人工知能の活用を促進していくために~

■参加費:

無料(事前登録制、懇談会・意見交換会は要会費)

■事前申込先

お申込みはこちら

 


<< プログラム >>

【オープニング】

13:00 - 13:10

 

 

(1)開会挨拶

  長尾 眞 産業日本語研究会 世話人会 顧問/
公益財団法人 国際高等研究所 所長/
    京都大学 名誉教授

 

【第一部】グローバル時代の使える日本語文書スキル

13:10 - 14:40

 

(2)基調講演

『大学におけるライティング教育 -《考える》学生を育てる-』

  佐渡島 紗織 早稲田大学教授

 2010年頃より、日本では、1年生にライティング授業を履修させる大学が増えた。学生一人ひとりに対するライティング支援を行う大学も急速に増えた。大学ライティング教育は、何を目指すべきか。どのような学生を育成して社会に送り込む使命を持つのか。《書く》とは《考える》ことであり、《考える》ことを鍛えるのがライティング教育の目指すところである。

(3)基調講演

『日本に住む外国人の80%以上が理解する「やさしい日本語」の構造』

  佐藤 和之 弘前大学教授

 「やさしい日本語」という表現法がある。災害への備えで、行政や コミュニティFMが導入を進める。日本に住んで1年以上の外国人なら、漢字圏か非漢字圏かに関わらず、等しく80%以上が理解できるようにした日本語である。
 外国人に日本語だけど読んでみよう、聞いてみようと思わせる表現規則と情報の配列規則に基づく。命に関わる情報を可能な限り簡潔に、やさしく言い換えて伝える。シンポジウムではそのような「やさしい日本語」の構文を紹介する。
 検索エンジンで「弘前大学 やさしい日本語」と入力ください。事前に詳しく知ることができます

 

【第二部】 伝わる文書の作成に向けて

14:40 - 16:00

 

(4) ポスターセッション

・産業日本語研究会分科会活動紹介
・NICT、Japio等の産業日本語に関連する活動紹介

 

【第三部】 AI活用時代の日本語データの高度活用事例

16:00 - 17:30

 

(5)招待講演

『法制執務業務の効率化に向けて(e-LAWS(イーローズ)の整備)』

  小高 久義 総務省行政管理局
    行政情報システム企画課・情報システム管理室室長

 法制執務業務は、国会対応や予算関連業務と並ぶ国家公務員の業務効率化の重要な鍵。
 「霞が関で働く女性有志」の提言を踏まえ、業務省力化・平準化の観点から、ICTを活用し、一連の法案等作成業務を支援する「法制執務業務支援システム(e-LAWS(イーローズ)) を総務省行政」を総務省行政管理局において整備。今後、法案等作成業務の省力化や業務の平準化が期待されるところ。
 また、民間ビジネス等での活用を想定したオープンデータ化を推進するため、「法令標準XMLスキーマ」を策定し、このスキーマを活用して整備した法令データを平成29年6月からインターネットでの公開を開始。
 本講演では、e-LAWSの仕組み、整備に当たって苦労した点、今後の展望等について説明します。

(6)招待講演

『大量日本語データから得られる知見の産業応用
  -内容分析から筆者の性格推定まで-』

  那須川 哲哉 日本IBM株式会社 東京基礎研究所 主席研究員

 コールセンターにおける顧客対応記録やレビューサイトにおける消費者の書き込みなど大量のテキストデータを分析し、商品やサービスの向上につなげる取り組みが広がっている。近年では、人の性格が数値化でき性格特性が書いたテキストに反映されるという心理学の知見から、テキストの筆者の性格が推定できるようになった。
 本講演では、テキストに書かれた内容の分析に加え、その筆者の性格特性を推定する仕組みと、その結果の活用可能性を紹介する。

(7)招待講演

『NTTデータのAI研究事例 -チャットボットからAI記者まで』

  小間 洋和 株式会社NTTデータ 技術開発本部 主任

 近年、生物の脳構造を参考にして考案された最先端のAIであるディープラーニング技術が実際にビジネスで通用する水準にまで進化してきています。ディープラーニングなどのAI技術を自然言語処理に適用する事例も増えてきており、NTTデータでは、アナウンサーが読み上げる原稿を自動生成するAI記者や、自然な日本語で接客するチャットボットなどを研究開発しています。本講演では、弊社がAI技術の発展とともに培ってきた日本語処理技術の応用事例と最新の研究成果をご紹介いたします。

 

【まとめ・クロージング】

17:30 - 18:00

 

(8)全体討論(講演者への質疑応答を含む)

  進行役:井佐原 均 産業日本語研究会 世話人会 代表/
    豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター長・教授

(9)閉会挨拶

  井佐原 均 産業日本語研究会 世話人会 代表/
    豊橋技術科学大学 情報メディア基盤センター長・教授

■懇談会・意見交換会

シンポジウム終了後、丸ビル5F 小岩井フレミナールにて懇親会・意見交換会
定員:先着50名、会費:3,000円)の開催を予定しております。会費は、シンポジウム受付にて当日お支払いいただきます。領収書が必要な方は受付にてお申出ください。

■シンポジウム全般のお問い合わせ先

高度言語融合フォーラム(ALAGIN)内
産業日本語研究会シンポジウム事務局 担当 岡本
TEL 03-3351-8166

■事前申込締切 2月28日(水)

ご参加希望の方は、以下の「事前申し込み」をお早めに行ってください。座席数(200席)が満席になり次第、申込を締め切らせていただきます。
申込手続等についてご不明な点がございましたら、上記までにご連絡いただければ幸いです。
なお、座席に空きがある限り、直前、当日の申し込みもお受けいたします。

■事前申込先

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